■受ける前の心得
1.予防接種の通知や「予防接種と子どもの健康」をよく読んで接種を受けましょう。
2.受ける前日は入浴をし、身体を清潔にしましょう。
3.清潔な服を着させてあげてください。
4.当日はお子さんの体調を確認してから、予診票に記入した上で体温を測ってください。
5. 母子健康手帳や予防接種手帳を忘れずに持ってきてください。
■接種後の注意事項
1.予防接種を受けたあとの30分間は、接種した場所でお子さんの様子を看ててあげてください。やむをえない場合は、すぐ連絡が取れるようにしておいてください。急な副反応がこの間に起こる危険性があります。
2.当日は激しい運動をさせないようにお願いします。
3.入浴はさしつかえありませんが、注射した部分をこすらないように注意をお願いします。
4.3週間はお子さまの体調に変化ないか注意して看てあげてください。
■予防接種の不適当者・接種要注意者
〈不適当者〉
①明らかに発熱のある者(通常37.5℃以上)
②重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
③その日受ける予防接種によって、または予防接種に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことのある者
④BCG接種においては予防接種、外傷などによりケロイドが認められる者
⑤ロタワクチン接種においては、腸重積症をおこしたことがある者、および未治療の先天性消化器疾患がある者
⑥病気が治って一定の期間があいていない者
・麻しんが治ってから4週間程度
・風しん、流行性耳下腺炎、水痘が治ってから2〜4週間程度
・その他のウイルス性疾患(突発性発疹、伝染性紅斑病、手足口病、感染性胃腸炎、インフルエンザ、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱など)が治ってから1〜2週間程度
⑦その他、医師が不適当と認めた人
接種に関して主治医の意見書等が必要な人もいます。
〈要注意者〉
①心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
②予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
③過去にけいれんの既往のある者
④過去に免疫不全の診断がされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
⑤接種しようとする接種液の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある者
⑥バイアルのゴム栓に乾燥天然ゴム(ラテックス)が含まれている製剤を使用する際のラテックス過敏症のある者
⑦結核の予防接種にあたっては、過去に結核患者との長期の接触がある者その他の結核感染の疑いのある者
⑧家族、友達またはクラスメートの間に麻しん、風しん、流行性耳下腺炎、水痘などの病気が流行している時で、まだその病気に罹患したことのない者
■受定期接種の接種機会を逃した者(長期療養等)について
厚生労働省で定める長期療養疾病等、特別な事情のため定期接種を逃した人は、特別な事情がなくなった日より2年間に限り接種することができます。ただし、四種混合は15歳、BCGは4歳、ヒブは10歳、小児用肺炎球菌は6歳に至るまでの間です。詳しくは母子保健・感染症課にお問い合わせください。
■異なる種別の予防接種を受けるために必要な間隔
・医師が必要と認めた場合は、2種以上のワクチンを同時接種することが可能です。
・定期接種実施要領の改正により、令和2年10月1日より「異なる」ワクチンの接種間隔が、注射の生ワクチン(BCG・麻しん・風しん混合・水痘)を除いて制限がなくなりました。
・ただし、小児用肺炎球菌やロタワクチなど、「同一」ワクチンを複数回接種する場合は、従来どおり規定の接種間隔に従ってください。
■接種間隔ついて
接種日を0日として翌日から数えます。